SEPのもっとも孤独なヒロイン -

ヒロインHoneyの16歳から約10年間のお話です。
孤児で叔母夫婦の元で育ったHoneyにとって、義理の叔父が持っていた遊園地のロ−ラ−コ−スターは心のより所。
希望を与えてくれるものでした。
この遊園地がつぶれそうになりお金が必要。
美人の従姉妹をドラマのオーディションに連れ出しましたが逆にHoneyが子役に抜擢。
思いがけない運命がスタ-トします。
スト-リ-はロ-ラ-コ-スタ-のように、いくつものカ-ブを迎えながらHoneyの成長とともに進みます。
肝心のヒ-ロ-とのロマンスは最終コ-ナ-からやっとスタ-トということもあり
いつものSEPのお話のように、前半からヒロイン&ヒ-ロ-のロマンスやユ-モラスな会話を期待する方には
物足りないかもしれません。
(なんといっても前半のHoneyは子供ですから・・・)
初期の作品ですし、その後のシカゴスタ-ズものなどとはかなり違いがありますが
やはりSEPらしさは感じられます。
子供を書くのはいつも上手な作者ですが、後半に登場の双子はとても良かったです。
愛に飢え、子役で成功しても満たされず、誰かの一部でありたいと切望しているHoneyが本当に切なかった。
SEPはほとんど読んできましたが、この作品ではロマンスを楽しんだというより
家族を持つという夢を叶えたヒロインに安心しました。