「すぐれた書物ほど、読者の努力に応えてくれる」 -

taiyaki #024
とても評判の良い本で、いろんな方に一読を薦められましたが、長い間、積読状態にありました。
そして、やっと冬休みに読むことができました。もっと早くに読んでおけばよかったと後悔させられる本です。
詳しい内容とその評価については、他の方のレビューにあるので、そちらを参照していただきたいのですが、
タイトルそのもずばりで読書法について書かれた本です。情報に接する態度を養うことができる、
と言ってもよいと思いますが、読書の目的に応じた読書法が、レベル毎に紹介されていて、
とても参考になりました。これは、義務教育で取り入れるべき内容なのかもしれませんね。
本好きを自認する方だけでなく、これからたくさん本を読もうとする方が、まずはじめに手にすべき本だと思います。
売れれば万事良しみたいな言葉は良書に必要でしょうか? -

本当に大変良い内容でした。
本書の内容において読書法というより本の活用方法を指南しその有効性が書かれているので他の方のコメントと重複するので割愛しますが、教師の方や調べ物が多い方には参考になるのではないでしょうか?
紹介される方法は順を追っているので活用しやすいと思いました。また、私の読み方が本書と似ていたので安堵した次第です。ただ、人によっては難しい内容かもしれません。一度本書を見て購入することをお勧めします。
しかし残念なのは、私が購入した本書に巻かれていた真っ赤な帯に「○○○○氏、推薦」と書かれていたことです。この本に限らず、帯に「○○○○氏、推薦」や「○○○○氏、絶賛」みたいなキャッチコピーはその本の内容を的確に伝えているコピーではなく単なる営業的な販売促進のみのキャッチコピーであって、作者や良書への尊敬や畏敬の念が全く感じられず、このような風潮は大変残念。
良書に販売文句だけの安易なキャッチコピーはその本の価値を逆に下げていると思います。
本書は大変すぐれた内容だったので☆5つにしたいのですが、帯にあるキャッチコピーで本書の価値を下げているので☆4つにしました。
これぞ読書だ! -

なかなかよいです。特に学生さんにはお薦めでしょう!!
「読むに値する良書を、知的かつ積極的に読むための規則を述べた」本なのですが、
まずは、
「教わることが消極的だと考えるのは誤りである。
まったく受け身の学習などあり得ない。」
と、学ぶこと一般についての姿勢から話が始まります。
学習というのは、「頭を使って考えることが必要である」から積極的な行為なのですね。
読書法についての教示は、(例えばキーワードを見つけ、使われている意味を正確に掴め等)自然と自分で気がつくようなことも多いです。
ですが、丁寧に系統立って教えてもらい、それを意識することは、特にこれから読書をしていこうという人には非常に有意義だと思いますね。
ただ、この本、出てくる事例が、
ユークリッド『幾何学原論』
アダム・スミス『諸国民の富』
ルソー『社会契約論』
カント『純粋理性批判』『実践理性批判』
ニュートン『プリンキピア』(!!)
etc・・・
と昔、社会の教科書でお目にかかった歴史に名を残す名著ばかり、、、
ちょっと、あまりに身近じゃないのですが、その点は軽く受け流して、読み進めましょう♪
「良い本は読者にとって難解である。
むずかしいくらいの本でなくては、読者にとって良い本とはいえない。
そういう本に向かって読者は背伸びをし、自分をそこまでひきあげなくてはならない」
うーん、さぼってますねー、、
反省(-o-;)
真っ当な読書法 -

私自身、書籍などで学習する機会が多いが、その効果や読み方、読書スピードなどに疑問を持っており、何かヒントを得られないかとこの本を選んだ。
点検読書という速読的な手法と、理解を深めるための分析読書、シントピカル読書といった読書法について書かれており、本によって各手法を使い分けようという事である。
それぞれの手法は、特殊・特別というよりとても真っ当という印象。
書籍から学習する機会の多い人にはとても役に立つだろうと思う。
私自身、読書に対する考えがとても広がった。
読書とは学問だったのか。 -

「速読」関連の書籍では、主に本をいかに速く読めるかという方法に着目した内容がほとんどだと思いますが、本書では方法ではなくて、「読書」をシステマチックに技術論として述べています。「読書とは本を読むことで、それは誰かに習うものではない」という私の先入観を大きく覆してくれました。これがひとつの学問の教科書で、中学、高校くらいで習っていたら読書に対する考えが変わり、読書離れを防げるんじゃないでしょうか。
書くことが積極的で、読むことは消極的と考えがちですが、読むことも積極的であるという説明には納得させられました。最後の外山氏の「日本人の読書」というあとがきで「新しい知的読書へ向かうためにこの読書技術が必要」とあり、さらに共感させられる内容でした。