- ほまれ
- 河出書房新社
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なでしこのナンバー10 -

サッカーに詳しくない人も知る女子サッカーのエースの自伝。アテネの時期には負傷しながらも奮戦しその怪我の具合と結果には本当に驚かされた。技術だけでなく、そのキャラクターとのたふな精神力に魅力は多い。男子より世界に近い日本女子サッカーの更なる発展と人気のために選手を引退しても戦い続けて欲しいがまだ引退はしないで欲しいとも思う。今季の五輪では4位だったが輝きは金でした。男子でいえば「カズ」より「カマモト」的存在。容姿がよければもっとメディアをひきつけサッカー界に貢献したろう、なんてのは野暮だ。失礼しました。
夢は見るものではなく -

これまで数多く出版された女子サッカー本の中にこれだけ日本中に知名度のあるエースの自伝本があっただろうか。12歳で強豪ベレーザ、15歳で日本代表、20歳で世界最高峰のアメリカリーグでプレーという輝かしいシンデラストーリーの裏に隠されていた苦悩と不安の入り乱れた茨の人生が記されている。誰もが慕う澤という女子プロサッカー選手から垣間見れる日本の女子サッカーの環境にはまだまだ改善の余地が少なくない事もよくわかる。30歳まで1ヶ月を切った20代最後に挑む北京五輪は、20年間の彼女のサッカー人生の集大成でもある。ひしめく強豪を相手にどれだけメダルに近付けるかは彼女の存在にかかっているといっても過言ではない。小中の学校関係者、サッカーを目指す女の子や共にプレーする男子メンバーまで幅広い層に手にとってもらいたい。
大エース -

日本代表の大エースとして君臨している澤穂希の、エースたるゆえんがわかります。膝が壊れながらも戦ったアテネ五輪予選対北朝鮮戦の話は圧巻。この人本当にかっこいい。10番はやっぱこうでなくては、という古き良きエース像を感じたりしました。ストレートなメッセージと読みやすい語り口で、子どもにもおすすめです。