Conversations(s)/カンバセーションズ [DVD]
この映画、すごく好きです。 -

シネスイッチ銀座の前を通ったとき、なんとなく興味を引かれて見たら、
期待以上にいい映画でびっくり!
好きな恋愛映画BEST5に入ります。
画面を2分割にする手法は慣れるまで少し時間がかかったけど、
慣れてくると一つのシーンを男女それぞれの視点で見ることができるので、
両方に公平に感情移入できます。
それにしても、映画公開時のコピーを考えた人はスゴイ。
「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」。
まさに、「言い得て妙」です。
このコピーが映画の全てを語ってると思います。
アーロン・エッカートは知的でチャーミングなキャラクターが似合いますね。
「サンキュー・スモーキング」のときも話術でで人をまるめこむ役だったし。
淡々としてるけど、空気を読んでクスッと笑わせるのが上手な役者さんです。
びっくりするくらい質のいい作品 -

ヘレナ・ボナム・カーターファンなので(コルセットをつける映画に出てもらうのが
本音では好み・・・)見ました。
あまりの質の良さにびっくり。
カーラ・ブルーニ(今、別件で話題の人!)の音楽もこれまたおしゃれで。。。
旅先のホテルのおちつかない深夜3時ごろに昔のボーイフレンドと
取り留めのない会話、嘘だか本気だかわからない駆け引き、、。
(まだデュアル画面で20歳のころのヘレナを演じる女優さんもとってもキュートでした。)
カラーの爪弾きのギターに乗せて、もう大人だから決して悲しくはないけれど
少年少女のように切なくなる一晩のお話です。
恋愛で我を失う人にお勧め。
30代になるのが怖い20代にお勧め。
30代になってロマンチックじゃなくなったと思う人にお勧め。
夫がいるのに昔の恋人に出くわした、知的な女性にお勧め。
とても面白かったです -

38歳という微妙な年齢だから面白かった。
昔の恋人に未練たらたらな男(アーロン)は、
今からでも彼女とやり直せると思っている。
彼女(ヘレナ)にとっては、とうの昔に終わった
恋なので、「私の方が年上に感じるわ・・」
まだやり直せると思っている男の求愛を、
ドライヤーで聞こえないことにするシーン。
今まで必死で愛を訴えていた男が、恋人から
電話があると「友達」と言うのも面白かった。
お互いの狡さが妙にリアルで引き込まれた。
この映画、30代半ば以降の大人向きかも・・。
「映画的」な手法を駆使することで、極めて「演劇的」なムードを作り出した意欲作。 -

これはまずユニークかつ実験的な映画だ。マルチスクリーンの多用、なんてもんじゃない、全編が左右2つのスクリーンに分割され、しかもめまぐるしいカット割りが行われる。映画史上初のこの試みにノレるか否かで作品の評価が変わってくる。そしてこれはまた全編に渡り主演の2人が出ずっぱりで、二人芝居の如く展開し、様々なアングルから絶えず観る者に被写体として意識させる(それぞれの画面で単独で映し出されるシーンが大半な事からすれば、むしろ一人芝居的要素が強い)事で、三次元的な拡がりを見せる極めて演劇的な映画でもある。物語は離婚して10年の歳月を経て再会した40才手前のもう若くない男女のお話。お互いに今は別のパートナーがいる身、セックスはするものの、もはやさしてドラマチックな展開など起こる筈もない束の間の一夜を描いているが、男からすれば、妙にリアルで切実な感覚が胸にこたえる(笑)。ラスト・ショットで瞬時画面がひとつになり同じフレームに収まるふたりの微妙な距離感。カーラ・ブルーニのアンニュイな歌いっぷりがムード満点。技法、テクニックに敏感な映画ファンに映画作りに興味がある人、役者を目指している人には特にお薦め。
手法はギミックながらテーマは古典的 -

ほとんど、男女の『会話劇』ですから、実力派の二人が起用されています。アーロン・エッカートは「サンキュー・スモーキング」のディベートぶりを見れば納得ですし、エレナ・ボナム=カーターは、「鳩の翼」でオスカー候補になっているし、「ビッグ・フィッシュ」でのキュートな女性と魔女の二役を嬉々と演じ分けてていたのが記憶に新しいところ。
スクリーンを、分割された画面の片方では女性を、もう一方では男性を撮りながら、「回想シーン」とか「心で考えていること」とかが挿入されます。最初ちょっと観づらいかなと思ったけれど、すぐに慣れるし、これが面白い!!
時々画面が繋がっているように見えるのも面白いし、時には過去の二人が同じアングルで現れたり、隠された心情が現れたり、補足説明的にカットが入ったり、はたまた「もし二人でエレベーターに乗らなかったら」の並行世界まで見せたりする。一番面白かったのは、エレベーターで彼の知り合いの女性と乗り合わせてしまう場面。結構スリリングでしたね。(笑) セリフが多くて疲れてしまう映画なので、こんな場面がもうちょっとあってもよかったかも。
そうして。こんな手法を採ったすべての理由はラストシーンで解ります。最後の30秒、この映像を撮りたかったから84分の映画を作ったんだとさえ思えてしまいます!! 本作の宣伝コピー「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」は、いい得て妙でした。