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- ジェネオン エンタテインメント
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シビれた。 -

前作の名盤『FOR NO ONE』から次回作を待つこと数年...
こんな形で次のアルバムがリリースされるとは予想外でした。
『FOR NO ONE』でお気に入りの曲、「しらけちまった空なら」「RUN SILENT,RUN DEEP」の
延長線上の曲が聞きたいと思ったら、まさにその通り!しかも全曲SLIDERSのカバー!
何も言う事はありません。
シャープに削ぎ落とされ、グレードアップしたHARRYの名盤!!
生々しく壮絶な1人スライダーズ。 -

冒頭の「のら犬・・・」の生々しさにまず呆気にとられてしまった。
ギターをアコギに持ち替えただけのスライダーズそのままの自分のギターパートに、他の音を被せるわけでもなく1人ぼっち。
リバーヴのかかっていないHARRYの生ヴォーカルが必要以上に際立ち、演奏の音数の少なさやギターソロのタドタドしさが、
よけい痛々しさを誘い・・・・あ然。
他にもスライダーズのパートそのままの「ペースメイカー」「あんたがいない夜」など、まるで1人スライダーズ。
そしてラストの「Easy Come・・・」の後半など、まるで苛立ちから集中を切らしたごとく目茶苦茶にギターをかき鳴らす。
当然、収録曲は「JOYーPOPS」名義のモノは無く「HIRO MURAKOSHI」のみ。
あえてブザマさを、さらけ出すがごとく振る舞うHARRYの男気というか何というか・・・・。
そんなこともあり、素直にカッコイイとは言えない「生々しくて壮絶」な作品。
セルフカバーと聞いて普通イメージするような、ロバート・ジョンソンを彷彿させるブルージーなアレンジの「カメレオン」や、
12弦ギター??の音色が美しく原曲とは違った魅力を持った「ダンシング・ドール」など、ポジティブな楽曲も
あるにはあるが、なにせ「のら犬・・・」のインパクトが強すぎて、何度聴いてもその印象は拭い切れない。
あえて、生々しく壮絶な「1人スライダーズ」を演じるHARRYの意図する所は何????
変に勘ぐらずにはいられない、そんな作品。
やられたな。 -

スライダーズはデビューちょっと前から見てて、今回の企画はちょっと心配だった。
オリジナルを超える事は難しいかなってさ。
ソロのライブでも結構スライダーズの曲はエレキでガンガンやってたし、新鮮味に欠ける
んじゃないかなってね。
けどそんな心配吹っ飛んだね。
単に昔の曲をアコギで料理しましたって、アルバムじゃなかったから。
HARRYが昔言ってた「シンプルに削ぎ落とすほうが難しい」ってのがようやく形になって
来てるし、ギターのストロークひとつ取っても重みを感じる。
今回発売されたBOXと聴き比べてみたらかなり面白いと思うし、HARRYの次回作にはもっと
期待してしまうね。
HARRYのブルース -

「スライダーズの曲をアコギでやってみた」だけのアルバムでは断じてありません。
ソロになってからのHARRYはよりブルース色を強めている。
ストーンズが未だにブルースのカヴァーにこだわるように、HARRYはスライダーズの曲をカヴァーしている。そして、そこに新しい解釈がある。
素晴らしいアルバムです。
アコギでやってみたー -

スライダーズ時代の曲をアコギでやってみた、というそれだけのCDです。
そりゃスライダーズファンは喜ぶだろうけれど、何で今ごろ?
オッサンになって昔が懐かしくなったのか?(聞いてるこっちも大抵オッサンだが)
いかした新曲聞かせてくれる方がよっぽど嬉しいです。