腐女子には高杉様のブロマイド、マダオには最高のカミュ -

長編前後には話数調整的な話が放送されることがあるが、不幸にも本商品の冒頭が「話数調
整的」な話で始まることになってしまいそうである。オロチン&ハム子。あえてポイントをい
えば、RPGの要素と「日本むかし噺」的な要素、ギリシャ神話の「メタモルフォーゼ(変
容)」の要素が見えるのが「オロチン」であり、ハム子についてはおそらく万事屋トリオでな
くても、「誰こいつ?」感が強いため、13話を見てほしい。
83話は第4クール後半を思わせるアダルトなムードにして、九兵衛レギュラー初参加作品
である。九兵衛を売り出そうとしている姿が見え見えで、三段オチの真ん中を担当させたり、
コスチュームに力を入れたりと、とかく九兵衛が目立つ。付属品の東城の理不尽な扱いとい
い、方向性が定まったのではないだろうか。しかも本編に登場した「大物ゲスト」がそのまん
まの格好でEDにも登場するという、サービス精神があふれている。
84話および85話はきわめて「マダオ度」が高い作品である。ハードボイルド同心小銭形
平次の人なりについては84話冒頭の5分のコントで充分だ。そこで別のヤマ場を用意しつ
つ、我々を意外な結末にいざなってくれること間違いなしの佳作である。緊迫感あふれるシー
ンの中に、天井に吊るされて恍惚の表情をしている平次と銀さん、新八、ハジの3人が布団を
もって動く廊下を走るというシュールな画面を挿入するといった、「銀魂」お馴染みのサービ
ス精神は忘れていない。冒頭の83話を除けば、86話予告の総悟&土方4021号のコント
風予告まで楽しめる1枚である。