強迫性障害という個性 -

主人公繭子は頭に何か浮かぶと、それを書きとめないといけないという強迫性障害を持っている女の子です。小テストの時も、歌を歌っている時も、運動をしてる時も、とにかく書かないとダメなようです。
強迫性障害にもいろいろとあって、何度も手を洗いたくなるとか人それぞれなようです。
映画の冒頭は、イライラするシーンが多いので、そこで観るのをやめる方も多いかもしれませんが、このイライラは強迫性障害という病気を知るために必要なシーンかもしれないと思うので、途中で止めずに最後まで観て欲しいです。
出演してる役者さんはどなたも素晴らしいのですが、主演の韓英恵ちゃんはもちろん、カウンセラー役の白石美帆さん、お母さん役の高岡早紀さんも素敵です。彼女たちの存在があるからこそ、強迫性障害を病気ではなく、クセや個性と呼べるのかなあと思えます。
病気をテーマにした映画ですが、後味の良い映画でした。
精神的な病気を患ってる方が家族にいる方などには是非オススメしたいです。
「強迫性障害」を持った主人公なのに・・・ -

「強迫性障害」を持った、高校生とその叔父が主人公と聞いていたので、当然途中で発覚するもんだと思っていたのですが、発覚するどころか「強迫性障害」という言葉すら出てこなかったです。
今までに見た障害者を主人公にした、映画・ドラマ・小説などでは必ず途中で障害が発覚(個人にではなく全員に)していました。その点本作品は発覚しなかったので、「なんだよ、これじゃ予告なんかを見ている人にしかわからないじゃないか」とも思いました。しかし、それが逆に新鮮な感じがしてよかったです。また、発覚しなかったからこそ客観的な視点で見ることができたと思います。
キャストでは主演の二人はよかったです。特に主演の二人が似顔絵を描き合っているシーンはよかったです。他には母親役の高岡早希がよかったです。「人生とは・・・」のセリフは心に残るものでした。
何度見る作品ではないと思いますが、一度は見てみるべき作品だと思います。佐藤二郎が好きな人は必見だと思います。